DEXCS2016 for OpenFOAM(R) リリースノート

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(2016/10/12公開)

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DEXCS for OpenFOAM(R) は、OpenFOAMと、これをより簡単・高度に活用できるようにする為の様々なツールをすべてインストール済のオール・イン・ワンパッケージで、誰でも(と言ってもCAEに無縁の人は対象外ですが・・・)簡単・即使えるようにしたマシンイメージ(isoファイル)です。

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詳しくはこちら

DEXCSランチャーのヘルプメニューからも参照できます

DEXCS2016では、

  • ベースOSはLinux Mint 18 Xfce (LTS)
    • Mint 18 も Cinnamon⇒MATE⇒Xfce と試行の結果、これ(Xfce)が最も相性良さそうでした。
  • OpenFOAMやその他の組み込みツールのヴァージョンアップに対応
    • OpenFOAM-4.x-be7fba6cff9b
    • cfMesh v1.1.1
  • DEXCS2011から搭載するようになった中級者向けツール(TreeFoam)の機能強化を図りました。
    • FOCUSスパコンでの作業もチャチャッと出来るようになりました。但し、個別のユーザー毎のカスタマイズは必要で、設定方法はこちらを参照下さい。
  • FreeCADマクロ(cfMesh用簡単設定ツール)を、より使い易くしました。
  • DEXCS2015では搭載を見送ったHelyx-OSですが、Helyx-OSも進化して使いやすくなったので復活させました。但し、Helyx-OSそのものがOpenFOAM-4.xに未対応のため、ソルバー起動は出来ません。DEXCSではsnappyHexMeshを作成する際のGUIツールとしての活用を推奨しています。

なお、DEXCS2012までは、32/64bit版がありましたが、DEXCS2013からは、64bit版のみです。

 

インストールと利用法

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詳しくはこちら


マシンイメージなので、DVDにイメージ書き込みすれば、DVDから起動してそのまま利用することができます。 (DEXCS初体験の人はこのライブDVDとして「まずは使ってみる」方法をお薦めします。)

  • 起動後にインストール機能により、HDD等に直接インストールできる上、使用するユーザー名等を選択することができます。
  • VMWare Playerや、VirtualBox等の仮想環境で起動して、仮想環境を作成することも簡単です。
  • VirtualBoxにインストールする方法は、書籍「OpenFOAMによる熱移動と流れの数値解析」の付録AにDEXCS2015について詳しく記されていますが、基本は同じです。また、DEXCS2011までは、”Guest Additions”が入っておりませんでしたが、DEXCS2016では導入済みなので、共有ファイルの設定なども同様に実施可能です。
  • 国際化対応のレベルはDEXCS2015に同じ(英語版のみに対応)ですが、日本語⇆英語のベース環境切り替え方法が、DEXCS2015に比べやや煩雑になっています。(インストール方法メモの9〜15ページ)
  • 一部動作に不具合が確認されています(インストール方法メモの21ページ)。解決方法が見出だせませんでした。お判りの方、またこれ以外の不具合に気づかれた方はご連絡下さい。

同梱プログラム

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その他のドキュメントについて

    • DEXCSランチャーのヘルプメニューを参照下さい。
      • 本当に初めて使う人は、「ランチャーの使い方」-「まずは使ってみる」をご覧下さい。
      • 「ランチャーの使い方」-「形状作成」にて、FreeCADの使い方を概略説明しています。
      • 「ランチャーの使い方」-「メッシュ」にて、FreeCADマクロで起動される表形式のGUIの使い方と、cfMesh作成に必要なパラメタの概要を説明しています。
      • 「ランチャーの使い方」-「計算実行」「結果処理」を理解できるようになると、OpenFOAMの基本的なファイル構造を理解できたことにもなります。
      • 以上は動画チュートリアルになっていますが、「フラッシュプレーヤー」を変更して参照することを強くお勧めします。変更方法は、最下段の「フラッシュプレーヤーの変更方法」をご覧ください。
    • Blender⇒SwiftツールをDEXCSランチャーから使用することはなくなりましたが、ツールそのものは使用可能で、メッシュ作成用のテンプレートフォルダもBlenderモデルと併せて同梱してあります(デスクトップ上:DEXCS/template/swift_dexcsMesh)。
    • Swiftツール使用法の詳細を知りたい方はDEXCS2013のリリースノートをご覧ください。
    • SLURMというリソースマネージャもインストールしてあり、サブミット用のサンプルスクリプトを含んだケースファイルも同梱してあります(デスクトップ上:DEXCS/template/slurm_damBreak)。コア数が4つのマシンであれば、以下のコマンドを、そのまま利用可能(のはず)です。
      • $ sbatch submit.sh  (ジョブサブミット)
      • $ squeue  (ジョブ確認)
      • $ scancel [jobID] (ジョブ停止)
    • コア数が4でないなどの環境で、バッチジョブがペンディング状態のまま実行出来ない場合は、デスクトップ上、DEXCS/launcherOpen/doc/slurm.pdf を参考に設定ファイル(slurm.conf)を変更して使用して下さい。
    • ジョブサブミット、ジョブ確認は、TreeFoamの十徳ナイフからも起動できます.
    • 上記を含めて、TreeFoamから起動する十徳ナイフのメニューに変更はありません。
    • JAVA gnuplot GUI の使用方法
    • TreeFoamの基本的な使い方はTreeFoamのヘルプメニューから、「使い方」を参照して下さい。(但し、DEXCS2015では最新版に対応した内容になっていましたが、リモートサーバー関連の最新情報までは反映されておりません。)
    • TreeFoamに関する情報は、DEXCS公式HPの AboutTreeFoamの記事にまとめてあります。
    • DEXCS2016に搭載のTreeFOAMは、+dexcsSwakとして、上記公式ページに掲載ヴァージョンに対して独自のカスタマイズが加えてあります。%e7%af%84%e5%9b%b2%e3%82%92%e9%81%b8%e6%8a%9e_612
    • また、これに関連し、一部の機能が無効になっています。%e7%af%84%e5%9b%b2%e3%82%92%e9%81%b8%e6%8a%9e_613

 

マルチブートUSB

2015-04-28_1552.png_999

約1か月後(5/30)に開催予定の、オープンCAE講習会では、初めて表題のマルチブートUSBなるものを手懸けることになり、これを製作するに際してあれこれ調べたので以下に備忘録として記しておきます。

 経緯

今回のオープンCAE講習会は、流体系と構造系の2本立てで講習が実施されますが、講習参加費は参加コース、本数によらず一定額となっております。その拠り所としては、講習用に講習環境(仮想マシン用イメージファイル)やテキストを全て同梱したUSBを支給する点が挙げられます。したがって講習用USBには流体系と構造系のそれぞれに対応した仮想マシンを同梱し、用途に応じて使い分けできるように、いわゆるマルチブート可能なUSBメモリとして配布しようとなりました。(同一の仮想マシンで、流体系・構造系、どちらも動くように出来ればもっと良いのですが、ディスク容量の制限上困難でありました。)

マルチブートUSB作成法の基本は、こちらのページに詳しく書いてありましたが、これらをステップ踏んでやるのは少々荷が重い。やはり簡便に作ってくれるツールはあるもので、ライブUSBツール(Windows版)に関するまとめ記事なるものも見つかって、これをベースに調査を開始しました。これまで使用していた、LinuxLive USB Creator (LiLi)についても記されていましたが、これはSingleブート用で、今回の用途(マルチブート)には使えないということも判りました。

この中から、マルチブート用には、XBOOT, Easy2Bootというのが定番のようで(他にも、YUMI, SARDUもあったが日本語版で問題がありそうなのでパスした)これらを試してみました。⇒どちらも使えましたが、どちらを選択するかは悩ましい所です。

また、こうやって作成したブータブルUSBの動作確認を、これまではいちいちPCを再起動して確認していましたが、仮想マシンで確認する方法もあるとの事で、とりあえず今回は、VirtualBoxで確認できるようになったので、その方法についても記しておくこととしました。

 

 


XBOOT

2015-04-28_0852

  • 起動画面では、10秒間何もしないとデフォルトメニューが立ち上がってしまいます。
  • 普通に作ると、一番上の Boot from Hard Disk が立ち上がりますが、これだとまずい(Windowsが立ち上がってしまい、再起動させるまでの時間ロスが大きい)。かつ、2番目(流体用)や3番目(構造用)にしておいても、用途に応じて再立ち上げが必要になるので、一番下の Help! が立ち上がるようにしておきました。
  • このブートメニューはUSBを作成した後でも再編集できるので助かる。
  • これだと、下の画面になって、
  • 2015-04-28_0854
  • ここでF10を押せば。
  • 2015-04-28_0854_001
  • となり、Enterキーを押せば、最初の立ち上がり画面に戻れる。
  • 作成方法の要点としては、初期フォーマットが必要な点と、イメージ収納方法のオプションを間違えないようにする事。

初期フォーマットの方法

XBOOTそのものにはフォーマット機能がなく、実は通常のフォーマットではUSBブートした時にブートデバイスとして認識されない。そこでどうすれば良いのかは、こちらの記事に詳しかった・・・のだが、難解すぎて(意味不明のisoイメージの引用が多すぎて)よく判りませんでした。何度も読み直して自分なりに理解した事は、

なんでも良いのISOイメージを持ってきてLinuxLive USB Creator (LiLi)を使ってUSBブートできるようにしてから、USB上に作成されるRemove_LiLi.batというバッチコマンドを実行してファイルを全消去する。(上記記事の文中、まるで、「 フォーマット ソフトとして使ってくれ。 」と言わんばかりの仕様の部分)

というものでした。これをやっておけば、焼き直しの際にも通常のフォーマットでいけるようです。

イメージ収納方法

XBOOTそのものの使い方は簡単で、ブートしたいisoイメージファイル2015-04-28_1051.png_999をドラッグ&ドロップして、USB(又はDVD)作成ボタンを押すだけです。

問題は、ドラッグ&ドロップした時に、それが何であるかを、以下の選択メニューの中から選ばなくてはならない所で、これを間違えると正しく起動してくれない。

2015-04-28_1053

 

上の図には見えていないが、スクロールすると下の方には

Linux — ubuntu

というメニューがあって、これで良いかと思うのだがそうはいかない。しかも、isoイメージファイルが2重で保存されてしまっている。

また、ライブUSBツール(Windows版)に関するまとめ記事を書いた人のXBOOT関連ページには、ubuntu日本語版では、

XBOOT - 【ISO files wihch supports iso-scan/filename kernel parameter】を選択する画面のスクリーンショット

とあったのだが、これで作ると、2重保存の問題は解消されるんだが、やはり起動不能。起動不能というのは、冒頭の選択メニューは表示され、個別のisoを選択した後、

2015-04-29_0905

の画面まではたどり着けるのだが、この後で・・・

2015-04-29_0904

と、よくある起動不能のパターン。

色々試してみた結果の結論は、

ISO files which supports Live-media-path kernel parameter

を選択しなさい・・・ということでした。

 


Easy2Boot

2015-04-28_1552

  • こちらは、メニューがたくさん出てくるが、デフォルトが勝手に起動する事はない。落ち着いて必要なメニューを選択してEnterキーを押せば良い。
  • USBの作成方法は、XBOOTのようにGUI画面でボタンを押して・・・というわけにはいかなくて、ファイルマネージャ上での操作と、実行画面(コマンド端末)でのキー入力。やり方さえ理解すれば、簡単な一本道(フォーマットもやってくれる)だが、isoイメージファイルを所定のフォルダーに入れた後で、デフラグ処理が必要。

USB作成方法

ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、Easy2Bootというフォルダが作成されるので、_ISO/docs/Make_E2B_USB_Drive

2015-04-30_1839

というフォルダの中の、MAKE_E2B_USB_DRIVE.cmd というファイルがあるので、これ選択し右クリック⇒管理者として実行する。

以下、端末画面が現れる、

2015-04-29_2216

色々尋ねてくるので、キー入力で回答していくがほとんどデフォルト(Enterキー)で良い。キーボードで Japan を選択するくらいか。設定がすべて完了し、問題なければ緑色の背景色に変わって、何かキーを押せば終了する。問題があると赤色の背景色になって、設定のやり直しを促される。

正常に終了すれば、ファイルマネージャでUSBドライブを調べると、ドライブの名前がE2Bになっており、その中身は先に解凍して出来たEasy2Bootフォルダとほとんど同じファイル構成になっている。

2015-04-30_1859

isoイメージファイルの収納方法

_ISO/MAINMENU のフォルダにコピーするだけです。

2015-04-30_1904

 

LINUXのフォルダに入れたりすると、メインメニューにLINUXが現れて、そのサブメニューで選択できるようになるようです。

ちなみに、このisoイメージファイルは、そのまま仮想マシン用の起動イメージファイルとして使うことも出来る。ちなみにXBOOTで作成したUSB上のisoファイルはNGです。

isoイメージファイルの追加や変更も、ファイルマネージャ上の通常の操作でOK。

 

デフラグが必要

但し、USB起動ディスクとして使うためには、このコピーの後で、デフラグ作業をしておく必要がある。デフラグツールは何を使ってもよいそうだが、作成されたUSBの中に同梱されているので、それ(MAKE_THIS_DRIVE_CONTIGUOUS.cmd)を使う(ダブルクリックするだけ)のが一番手っ取り早い。

注意点は、コピーのやり方。たとえば2つのisoイメージファイルをコピーする際、面倒だからといって2つ同時にコピーしてしまうと、デフラグに必要な時間が長大になってしまう。

1つコピーして一度デフラグにかけると、2つ目のファイルをコピーした後のデフラグは瞬時に終わることもあるようで、isoイメージファイルの追加や変更を実施した際にも、操作の都度デフラグにかけるのが良さそう。

 

 


 

LiveUSB on VirtualBox

Easy2USBのチュートリアルムービーを眺めていたら、ブート用USBを作成して、その場でVirtualBoxで動作確認をやっているシーンがあった。詳しく調べると、その方法(仮想マシンで動作させる方法)について記したページも見つかった。色んな方法があるようだが、ここでは、「Running VBox in ‘read-only’ USB mode」についてのメモです。

MakeUSBvmdk.cmdをダウンロードして、管理者として実行する。⇒USBドライブ番号を指定すると、USBPort1.vmdkというファイルを作成してくれるので、何処に作成されたかを覚えておく。

2015-04-30_2251_001VirtualBoxを管理者として実行。新規マシンを作成し、設定メニューにて、ストレージのIDEコントローラーでハードディスク追加⇒既存のディスクを選択⇒上記ファイル(USBPort1.vmdk)を指定(覚えておいた場所から探す)。

2015-04-30_2246

 注意事項

この方法で起動した際に、下記の画面が立ち上がる事がありました。

2015-04-30_1823

何かキーを押せば続けられるとの事で、インストールした環境そのものは実行可能になりました・・・が、しかし、仮想環境では実行できても、実環境(実際にUSBからブート)ではブートデバイスとしては認識されませんでした(Windowsが立ち上がってしまう)。

ちなみに、このデバイスは再起動されたWindowsマシンから(他のLinuxマシンからも)全く認識されなくなり、修復も不能になってしまいました(;_;)/~~~ 上記画面が出た時点(USBそのものは認識出来ている)で、USBそのものの初期化なり、再フォーマットした方が良いということかもしれません。

 


まとめ

本記事の作成に着手した時点では、経緯に記したように、XBOOTにするかEasy2USBにするかの選択は悩ましかったのですが、その理由は、

  • チャチャッと作るならXBOOTだが、仮想マシン用のisoイメージを別に同梱する必要がある。
  • Easy2USBはその必要がない(ブート用と仮想マシン用で共用できる)が、製作時間(デフラグに要する時間)がかかりすぎ。

といったものでした。記事を書きながらいろいろ検証しているうちに、Easy2USBの最大の問題であったデフラグに時間がかかる事について、やり方次第で、短く出来る事も判ってきた事と、出来上がったUSBに対して、isoイメージファイルの変更や追加も簡単に出来る事が判ってきたので、本番用にはEasy2USBを使うことになりそうです。

 

DEXCS2014 for OpenFOAM(R) リリースノート

DEXCS for OpenFOAM(R) は、OpenFOAMと、これをより簡単・高度に活用できるようにする為の様々なツールをすべてインストール済のオール・イン・ワンパッケージで、誰でも簡単・即使えるようにしたマシンイメージ(isoファイル)です。

範囲を選択_999(681)

 

詳しくはこちら

DEXCSランチャーのヘルプメニューからも参照できます

DEXCS2014では、

  • OpenFOAMやその他の組み込みツールのヴァージョンアップに対応
  • 初心者向けのDEXCSランチャーは、FreeCADマクロ(cfMesh用簡単設定ツール)を導入することで更なる簡素化が出来ました。
  • DEXCS2011から搭載するようになった中級者向けツール(TreeFoam)の機能強化を図りました。
  • 最適化ツール(OpenMDAO+openfoam_wrapper)を新たに導入しました。

なお、DEXCS2012までは、32/64bit版がありましたが、DEXCS2013からは、64bit版のみです。

 

インストールと利用法

範囲を選択_999(682)

詳しくはこちら

マシンイメージなので、DVDにイメージ書き込みすれば、DVDから起動してそのまま利用することができます。 (DEXCS初体験の人はこのライブDVDとして「まずは使ってみる」方法をお薦めします。)

  • 起動後にインストール機能により、HDD等に直接インストールできる上、使用するユーザー名等を選択することができます。
  • VMWare Playerや、VirtualBox等の仮想環境で起動して、仮想環境を作成することも簡単です。
  • 基本的に、DEXCS2011でやった方法と同じです.DEXCS2012,2013では、同じやり方が通用しない部分が一部ありましたが、それらの不具合はなくなりました。
  • VirtualBoxにインストールする方法は、こちらにDEXCS2013について詳しく記されていますが、基本は同じです。また、DEXCS2011までは、”Guest Additions”が入っておりませんでしたが、DEXCS2014では導入済みなので、共有ファイルの設定なども同様に実施可能です。

 

 

同梱プログラム

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OSはUbuntu-14.04

DEXCS2012,2013 では、ベースOSをそれまでのUbuntu から、Linux Mintに変更しましたが、DEXCS2014では先祖返りして、Ubuntu-14.04になりました。
当初は相応のLinux Mint 17で開発を進めていましたが、TreeFoamでSegmentation Faultが頻発し、どうにも解決できなかった為です。また、致命的とまでいわないが、リマスターツールの挙動がややおかしいという点もありました。

ただ、それにしても、UbuntuはCAE用途には使い難いなぁ・・・と思うのは少数派でしょうか?

 

その他のドキュメントについて

    • DEXCSランチャーのヘルプメニューを参照下さい。
    • 本当に初めて使う人は、「ランチャーの使い方」-「まずは使ってみる」をご覧下さい。
    • 「ランチャーの使い方」-「形状作成」にて、FreeCADの使い方を概略説明しています。
    • 「ランチャーの使い方」-「メッシュ」「計算実行」「結果処理」を理解できるようになると、OpenFOAMの基本的なファイル構造を理解できたことにもなります。
    • 以上は動画チュートリアルになっていますが、「フラッシュプレーヤー」を変更して参照することを強くお勧めします。変更方法は、最下段の「フラッシュプレーヤーの変更方法」をご覧ください。
      • Blender⇒SwiftツールをDEXCSランチャーから使用することはなくなりましたが、ツールそのものは使用可能で、メッシュ作成用のテンプレートフォルダもBlenderモデルと併せて同梱してあります(デスクトップ上:DEXCS/template/swift_dexcsMesh)。
      • Swiftツールもヴァージョンアップして、出力ファイルの仕様が少々変更になっていますが、基本的な使用方法は変わっておりません。使用法の詳細を知りたい方はDEXCS2013のリリースノートをご覧ください。
      • openfoam_wrapper の使用法については、OpenMDAO端末を起動して、以下のコマンドを入力すれば、粘度の同定問題のドキュメントが表示されるので参考にして下さい。
        • $ openmdao docs openfoam_wrapper
      • SLURMというリソースマネージャもインストールしてあり、サブミット用のサンプルスクリプトを含んだケースファイルも同梱してあります(デスクトップ上:DEXCS/template/slurm_damBreak)。コア数が4つのマシンであれば、以下のコマンドを、そのまま利用可能(のはず)です。
        • $ sbatch submit.sh  (ジョブサブミット)
        • $ squeue  (ジョブ確認)
        • $ scancel [jobID] (ジョブ停止)
      • コア数が4でないなどの環境で、バッチジョブがペンディング状態のまま実行出来ない場合は、デスクトップ上、DEXCS/launcherOpen/doc/slurm.pdf を参考に設定ファイル(slurm.conf)を変更して使用して下さい。
      • ジョブサブミット、ジョブ確認は、TreeFoamの十徳ナイフからも起動できます.
      • 上記を含めて、TreeFoamから起動する十徳ナイフのメニューは大幅に変更しました。(http://dexcs.net/ocse2/?p=1836
      • JAVA gnuplot GUI の使用方法
      • TreeFoamの基本的な使い方はTreeFoamのヘルプメニューから、「使い方」を参照して下さい。
    • TreeFoamの実践的な使用方法

DEXCS for OpenFOAM(R) on VirtualBox その3

表題のその2の記事で記しましたが、VirtualBoxでの使い勝手を考えると、Guest Additions を最初から組み込んでおけば良い・・・ということでした。そのやり方が分かったので、ここに記しておきます。

 

 

virtualbox-guest-utils

2014-08-20_1600をインストールしておけば良いみたいです。

 

 

以下、失敗談

てっきり、virtualbox-guest-additions-iso かと思ったんですが、これをインストールすると、virtualbox の本体までインストールしてしまい、無用にisoのサイズが大きくなってしまいます。

 

 

VirtualBox上の仮想マシンで作成

失敗談その2(時系列的には最初に試みた方法)になりますが、VMwarePlayer上で作成したisoイメージを使って、VirtualBoxで作成した仮想マシン上でGuest Additions をインストールしてから、isoイメージを作成する。

⇒isoイメージは作成出来る。しかし起動しようとすると、ログイン画面(ユーザー名はcustom)になって、パスワードに何を入れても(入れなくても)先へ進めなくなってしまう。

 

 

DEXCS for OpenFOAM(R) on VirtualBox その2


DEXCS2014 for OpenFOAM(R)プロトタイプ版(第33回オープンCAE勉強会@岐阜で使用予定のもの) を、VirtuaBoxで使用する際の手順や、注意点をここに取りまとめておきます。

なお、使用したVirtuaBoxのヴァージョンは、4.3.14.r95030で、Linux版でやっていますが、Windows版でもほとんど同じ(はず)です。

新規マシンの作成

Oracle VM VirtualBox マネージャー_999

上の「新規」ボタンを押し、以下のウィザードに従って順番に設定していきます。

ウィザードによる設定

仮想マシンの作成_999

名前は自由につけて良いですが、タイプとバージョンはこの通りにしておいて下さい。

仮想マシンの作成_999(001)

「必要なメモリーサイズは512MB」と書いてありますが、それでは起動できるというだけで、全く使い物になりません。

今回の講習の中では、6GB以上(注1)必要な特別例題が含まれており、上の例では、ベースマシンの搭載メモリ量(32768MB)に余裕があるので、12751MBとしています。搭載メモリが4GB以下であるようなマシンではこの特別例題の実行は諦めてもうらうしかありませんが、その他の例題の実行には最低2GB以上の割当があればいけると思います。

(注1)正確な数字は判りませんが、5GBでは実行不能でした。

以上のことから、搭載メモリ量が10GB以下であるようなマシンでは、ホストOSが動作する1GB程度を引いた残り全部を割り当てることを推奨します。例えばPCに4GBあれば仮想マシンには3GBを設定するということです。

「次へ」のボタンを押した後は、ほとんど(最終画面以外は)デフォルの設定で問題ないと思います(デフォルト以外での動作は確認しておりません)。

仮想マシンの作成_999(002)

仮想ハードドライブの作成_999

仮想ハードドライブの作成_999(001)

仮想ハードドライブの作成_999(002)

ここ(ウイザードの最終画面)はデフォルトは8GBになっており、ライブモードで動かすのであればそれでも構いませんが、インストールして使うには、最低でも30GBは必要です。実際には使った分しか消費しませんので、なるべく大きい方が良いです。

以上で、ウィザードによる設定はおしまいですが、もう少し詳細な設定もやっておきます。

 

仮想マシンの詳細設定

Oracle VM VirtualBox マネージャー_999(001)

設定ボタンを押すと、以下の設定メニューが使えるようになります。

DEXCS2014 - 設定_999(002)

ホストマシンと仮想マシンとの間で、クリップボードの共有やファイルのドラッグ&ドロップを可能にしておきたいところです(デフォルトでは無効になっています)。

DEXCS2014 - 設定_999(001)

プロセッサー数もデフォルトでは「1」になっているので、ベースマシンのスペックと用途に応じて変更します。

DEXCS2014 - 設定_999(005)

2つ前のステップでファイルのドラッグ&ドロップが出来るようにしましたが、実用上、うまく機能しないことが多いようなので、ホストマシンとの間は、この「ファイル共有」の機能を使うのが現実的な選択です。右上のアイコンをクリックすると設定メニューが開きます。

DEXCS2014 - 設定_999(006)

フォルダのパスを選択しますが、ホスト側で共有設定されているフォルダーを選択します。

DEXCS2014 - 設定_999(007)

これで登録完了です(登録が完了したというだけで、仮想マシンで直ぐに使えるというものではありません)。

以上で、詳細設定はおしまいです。

 

 

仮想マシンの起動

Oracle VM VirtualBox マネージャー_999(002)

「起動ボタン」を押せば仮想マシンが立ち上がり、最初にBootメニューが現れます。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999

何もしなければ、10秒後に一番上のライブ(live)モードで起動されることになります。まずはこのライブモードで動作するかどうかを確認しましょう。入手したisoイメージが不完全だったり、コピーに失敗していたりすることがよくあるからです。また、利用しているホストマシンとの間のハードウェア(たとえばグラフィックカード)問題によって起動できない場合もあるからです。

isoイメージが正常で、ホストマシンに問題がなければ、以下のような画面になるはずです(DEXCS2013以前では、この前にログイン画面が現れましたが、DEXCS2014ではその部分はスキップされています)。

LiveISO [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(003)

デスクトップ上の「setupDEXCS.sh」というファイルをダブルクリックします。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(001)

実行するか、表示するかを問い合わせるダイヤログが開くので、「実行する」を押します。一番左側の「端末内で実行する」でも構いません。

ボタンを押すと暗転して、しばらくすると、以下のログイン画面が出てきます。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(002)

ここでは、

ユーザー名:custom

パスワード:(無し)Enterキーを押す

を入力します。

以上で、セットアップが完了、以下の画面になります。LiveISO [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(004)

「setupDEXCS.sh」がなくなって、DEXCSランチャーのアイコンが出来ています。これで、DEXCSランチャーを始め、TreeFoamなどの動作を確認していただくことが可能になりますが、このライブモードでは、画面サイズ(解像度)制御や、ファイルのドラッグ&ドロップなどは出来ません(VMwarePlayerの場合は出来ますが)。

 

画面サイズ制御について

範囲を選択_999(392)

上の画面は、自分のマシンのデスクトップ全体をキャプチャーしたものです。仮想マシンを表示した画面の右下部分をマウスでつかんでドラッグすると、ウィンドウ自体のサイズは変更できます。

たとえば、拡大すると以下のようになり、

範囲を選択_999(393)

縮小すると、下のようになる、という具合です。

範囲を選択_999(394)

仮想マシンのデスクトップそのものは、何も変化していないということです。これがVMwarePlayerの場合は、ウィンドウのサイズに応じて、仮想マシンのピクセルサイズも自在に変化してくれるのですがね。

ちなみに、仮想マシンのデスクトップ解像度は次のようにして確認できます。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(003)

「システム設定」⇒「ディスプレイ」です。

範囲を選択_999(395)

ここで、解像度の部分をクリックすると、

1024 x 768

800 x 600

という2つの水準しかないということが判ります。

VMwarePlayerの場合はこれがたくさんあって、ウィンドウサイズに応じて自在に対応できるようになっているわけです。

以上、画面サイズ制御について例示してきましたが、他にもファイルのドラッグ&ドロップや、クリップボードの共有など、「仮想マシンの詳細設定」で出来るように指定したのに拘らず、この段階では、有名無実です。

一方、これらのことは、VMwarePlayerでは最初から出来るようになっています。というのは、DEXCS for OpenFOAM(R)は、VMwarePlayer上の仮想マシンで製作しており、その製作の段階で、VMwareToolsという、これら機能を実現するツールをインストール済であったからです。

VirtualBoxでは、これとほぼ同等の機能を実現するのに、Guest Additions というツールをインストールする必要があります。

基本は、以下の「デバイス」⇒「Guest AdditionsのCDイメージ挿入」

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(004)

なんですが、以下のようなメッセージが出てしまいます。

範囲を選択_999(396)

つまり、ライブ動作用に、isoイメージがマウント済なので、これを取り外してもよいか?と聞いている訳です。

残念ながら、ここで「強制マウント解除」を選んでしまうと、システムそのものが起動できなくなり、これ以上先に進めません。

もちろん、上のメッセージ(isoイメージの存在場所)を手懸りにして、 「仮想マシンの詳細設定」において、このisoイメージを最初からマウントしておけば、出来ないことはありません。しかし、これが出来たとして、インストールするのにまた時間がかかるし、そもそもライブモードで動作確認するだけの用途に、そこまでやりますかねぇ?・・・となりますので、これはライブモードでなく、仮想マシンを構築した後の解説に回すこととします。

ライブモードを一旦シャットダウンします。

LiveISO [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(005)

LiveISO [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(006)

シャットダウンした後、たまに、以下のような画面で止まってしまう場合があります。

LiveISO [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(007)

そういう場合は、右上の「X」ボタンをクリックするか、「仮想マシン」⇒「閉じる」から、以下のダイヤログで「OK」ボタンを押して終了することが出来ます。

仮想マシンを閉じる_999

 

 

仮想マシンへのインストール

VirtualBoxマネージャから、「起動ボタン」を押して仮想マシンを起動させ、Bootメニューが表示されている10秒間の間に、何かキーを押すとカウントダウンが止まります。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(005)

ここで起動メニューを上から3番目の「install」に切り替え、Enterキーを押します。すると、以下のように、ubuntuのインストールが開始されます。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(006)

言語の選択です。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(007)

ここで、21.5GB以上必要だとあります。最初の「ウィザード設定」でHDDの容量がこれ以下だと、次のステップへは進めません。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(008)

あとしばらくは、「続ける」ボタンを押していくだけです。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(009)

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(010)

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(011)

ここで、ユーザー名やパスワードを入力しますが、ユーザー名には、日本語や特殊文字を使用しないで下さい。

「続ける」ボタンを押すと、いよいよファイルコピーから始まってインストールが実行され、しばらく時間がかかりますが、終了すると以下のようになります。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(012)

「今すぐ再起動する」を押すと、以下のログイン画面になります。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(014)

ここでユーザー名は、少し前に登録したユーザー名になっているので、登録したパスワードを入力します。

画面が暗転した後、以下の表示になります。ライブモードで実行した時に比べて、画面のサイズが小さくなっています。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(015)

ライブモードでやった時と同じように、DEXCSセットアップ(setupDEXCS.shをダブルクリック)していきます。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(016)

「端末内で実行する」または「実行する」ボタンを押せば、再度ログイン画面が表示され、パスワード入力すると、以下の画面になってDEXCSセットアップは完了です。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(017)

ここで仮想マシンの解像度を確認します。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(018)

640 x 480 と、いわゆるVGAモードですね。今時これでは使えません。マウスで画面サイズを大きく変更しても、余白部分が拡がるだけです。

ここで、Guest Additions を使います。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(019)

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(020)

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(021)

ここでインストールする際に登録したパスワードを入力します。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(022)

インストールには、1〜数分かかりますが、上のような状態になったら、Enterキーを押して完了です。但し、一旦ログアウトしないと、効果が現れません。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(023)

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(024)

ログインし直せば、ウィンドウサイズ(解像度)を自由にサイズ変更できるようになると思います。

但し、画面が暗転して、しばらく(数秒)応答のなかった後、

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(025)

上のようなメッセージが出ることがありますが、実害はないと思われます。「続行」ボタンを押して、そのまま作業は継続できます。

引き続き、解像度を確認してみます。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(026)

標準的な2つのモード(1024 x 768, 800 x 600)と、現在の状態の3つのモード(上の例では、910 x 675)があることになりますが、現在の状態の値は、画面サイズを変更する都度、異なる値になります。

その他、ベースマシンとの間でのファイルのドラッグ&ドロップや、クリップボードの共有も、この時点で出来るようになっているはずなので、確認してみて下さい。但し、ファイルのドラッグ&ドロップは、成功したり、しなかったりがあるようです。

 

 

共有フォルダの設定

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(027)

ファイルマネージャで、共有フォルダを確認します。

範囲を選択_999(397)

VirtualBoxでは、共有フォルダは、 /media/sf_*** (***部はベースマシンのフォルダ名)に割り当てられます。

しかし、Guest Additions をインストールしただけでは、存在がわかるようになるだけで、アクセスすることは出来ません。

範囲を選択_999(398)

アクセス出来るようにするには、もう一手間必要で、「端末」を起動します。

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(028)

範囲を選択_999(399)

赤線部は、

sudo gpasswd -a dexcs vboxsf

となっていますが、dexcsの部分は、登録したユーザー名に置き換えて入力して下さい。その下のパスワードも同じく、登録したものを入力します。

これで、共有フォルダの中味を確認できるようになったら、たとえば以下のように、

DEXCS2014 [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(029)

シンボリックリンクを作成して、デスクトップ上から容易にアクセスできるようにしておくというのも、一つのアイデアです。

 

 

 

Hostキーについて

先の記事(DEXCS for OpenFOAM(R) on VirtualBox その1)で、画面をスケールモードに切り換える事が出来る(「ビュー」⇒「スケールモードに切り換える」)

範囲を選択_999(400)

と記しましたが、切り替えた後には、このメニューが見えなくなってしまい、戻したい場合にどうしたらよいのかわからなくなってしまいます。

LiveISO [実行中] - Oracle VM VirtualBox_999(008)

たとえば、上のキャプチャー図は、スケールモードでサイズを小さく表示させたものです。「仮想マシン」「ビュー」、、、といったメニューが表示されていません。

ここで、コマンド操作に慣れた人であれば、「Host+C」(「Host」キーを押しながら「C」キーを押す)で代替できるんだなと推察できるんですが、じゃあ「Host」キーって何だ?ということになります。

そういえば、VirtualBoxを立ち上げたばかりの時には、あれこれメッセージウィンドウが立ち上がって、「Host」キーが何たらかんたら・・・」もあったような記憶もありますが覚えてられません。あれこれ調べたところ、ここにありました(「ファイル」⇒「環境設定」)。

範囲を選択_999(401)

仮想マシンの画面でなく、VirtualBoxマネージャの画面です。以下の画面が出てきます。しかし、まだ判らない・・・

VirtualBox - 設定_999

ちなみに、ベースOSがWindowsの場合は、少し違っていて以下の画面。

2014-08-14_0937名前「ホストキーの組み合わせ」がショートカット「右Contrl」(Linuxマシン)または、Right Control」(Windowマシン) …何のこっちゃ? ですねぇ。

要は、「Host」キーには、「右Contrl」または、「Right Control」が割り当てられているということなんでしょうけど。

そこが判ったとしても、「右Contrl」 または、「Right Control」って何? でした。これもキーボード使いの達人ならすぐ判ったのかもしれませんが、キーボードには「Ctrl」キーが2箇所あって、右側の「Ctrl」キーの意味でした(これを調べるのにもずいぶん手間を掛けました(-_-;))。

 

 

最後に

これまで、VirtualBoxをあまり使ったことがなかったし、たまたまDEXCS2013 for OpenFOAM(R)では、ベースOSがLinux mintであったからか、何故かGuest Additions がインストール済であったので、これまでVirtualBoxでの使い勝手をさほど問題視しておりませんでした。

しかし、今のところDEXCS2014では、ここに記したような面倒な手順を踏まないことには、VMwarePlayerのほどには使い勝手が良くなりません。

今回、モバイル使用のノートパソコン限定ですが、VirtulBoxで使うこととしました。実際使ってみたところ、この手順の部分は除外してVMwarePlayerと比較すると、一長一短のレベルで使い物になりそうな事も判ったし、VMwarePlayerだとライセンスの問題やらMacユーザー対応もややこしくなるなどの点を勘案すると、VirtualBoxで使うことを前提として考えたほうが良いかもしれない、と思うようになりました。

その為には、この面倒な手順を何とかせねば、、、ですが、早い話、Guest Additions を最初から組み込んでおけば良いだけの事で、正式版の公開までには方策を考えたいと思っています。