OpenFOAM全チュートリアルのAllrunやってみた第9弾 OpenFOAM-v-3.0+

チュートリアルの数も大きく増えて、とうとう1ヶ月では計算できない規模になってきました。

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当初、ソースコードのコンパイル版で実施しましたが、ライブラリーの欠損があり、実行できないケースがいくつかありました。

しかし、これを岐阜の勉強会にて報告したところ、バイナリ(docker)版では問題ないとの情報を得て、該当ケースについてのみ、docker版で計算してあります。

今回のトピックス的なチュートリアルとして、heattransfer/chtMultiRegionFoam/windshieldCondensation と、windshieldDefrostがあり、特に後者の計算時間は

ExecutionTime = 1481580.2 s

ClockTime = 1484746 s (17.2 days)

という、これまでの最長記録を大幅に更新しています。これについてのまとめも、OpenFOAMチュートリアルドキュメント作成プロジェクトのほうで公開していますので、ご参考まで。

 

tutorials/Allrun バックナンバーはこちら

bubbleColumn Variations in OpenFOAM-3.0.0/tutorials

先日の第45回オープンCAE勉強会@関西に発表したものですが、発表資料と、発表動画が公開されましたので、ここにもアナウンスしておきます。

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公開した発表資料はslideshareにアップしたものですが、今回初めての試みとして、YouTube動画も閲覧できるようにしてあります。

当日の発表も、本当はこの資料を使ってやっておれば、もうちょっとテキパキと説明できていたんですが、間に合いませんでした。発表動画の中で使っている資料とは異なる部分が多々あることをお断りしておきます。

OpenFOAM/tutorials/Allrun

表題のAllrunシリーズもすっかり定番となってしまいましたが、たくさんあって情報が散逸しかかっているので、ここに改めてこれまで実施したもの(データとまとめ資料)の所在を整理しておきます。



 

(以下、2018年10月1日追記)

OpenFOAM-v-1806

(以下、2018年3月27日追記)

OpenFOAM-v-1712

 

(以下、2017年11月18日追記)

OpenFOAM-5.0

OpenFOAM-v1706

 


(以下、2017年5月5日追記)

OpenFOAM-v1612+

上記pdf資料では動かないアニメーションgifファイルを以下に添付しておきます。

「what's next」の画像検索結果

(以下、2017年1月15日追記)

OpenFOAM-v4.1

(以下、2016年12月7日追記)

OpenFOAM-v1606+

 

(以下、2016年9月20日追記)

OpenFOAM-v4.0

 

(以下、2016年4月19日追記)

OpenFOAM-v3.0+ vs 3.0.1

(元記事)

OpenFOAM-3.0.0(x) vs 2.4.0

foam-ext-3.2 vs ext-3.0

OpenFOAM-2.4.0 vs 2.3.1

OpenFOAM-2.3.1 vs 2.3.0

OpenFOAM-2.3.0(x) vs 2.2.x

OpenFOAM-2.2.x vs ext-3.0

なお、今回の実施例、OpenFOAM-3.0.0(x)では、3.0.0がリリースされた直後の3.0.x(リポジトリ版)を使ったのですが、3.0.0はメジャーヴァージョンの変更で、何かと問題があったようで、リリース直後から改変に次ぐ改変が行われていたたようです。

今回採用したレポジトリ版は、たまたま大きなバグを内包していたようで、正規版による再計算を余儀なくされることとなり、教訓はレポジトリ版での実施はやらないほうが良いということでした。

一方、上述のように3.0.0は何かと問題があり、早くも3.0.1がリリースされ、リリースノートにも、

strongly recommend users of v3.0.0 upgrade to this version;

とありました。

(以下、2016年2月8日追記)

ということで、3.0.1の結果は以下です。

OpenFOAM-3.0.1 vs 3.0.0 (+ 2.4.0)

上記資料中にも記してありますが、お次は、

OpenFOAM-v3.0+ が、

「coming soon」の画像検索結果

です。

 

OpenFOAM全チュートリアルのAllrunやってみた第6弾 foam-ext-3.2

全チュートリアルのAllrun。ほととんどルーチンワークになってきていますが、今回で第6弾となります。

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まとめ資料はこちら

集計結果のデータシートはこちら

(要Googleアカウント?)



今回は、1TBのほぼ空状態のHDDを用意したこともあって、2度目の ノンストップRunに成功。Allrun のスクリプト不具合による、手動実行したケースが8ケースほどあったものの、計算が終わってからまとめ資料作成まで約1週間。

計算結果ログ集計スクリプトの改良も加えた事で、まとめ作業もかなり手慣れてきました。

 

 

mixerVessel by cfMesh

遅ればせながら、この夏に第42回オープンCAE勉強会@岐阜、夏合宿にて使用した表題講習会の資料とケースファイルを公開します。



資料はこちら

ケースファイルはこちら

動作環境として、講習会ではDEXCS2015 for OpenFOAM(R) のプロトタイプ版で実施しましたが、もちろん最新の公開版でも出来ます。

資料の33頁以降に、OpenFOAMの標準チュートリアルとして同梱されているSTLファイルをベースに、これらをFreeCADにインポートして、解析モデルの作成法ついて説明してありますが、はっきりと言って、面倒臭い。

そこで、講習会では、これが完成したという前提で、これらを使って、DEXCSに搭載のFreeCADマクロやTreeFoamをどうやって使うか?という話の流れになっています。

講習会では、メッシュを作成するデモしか行えませんでしたが、上述のようにFreeCADによるモデル作成も出来るようになっているので、FreeCADの練習がてらお試しあれ。

 

また、ここでは計算結果についても掲載しておきます。

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